リアルな先生事情

【教員志望必見】先生のブラックな労働環境に潜む問題点と対処法3つを紹介

ブラックな1日アイキャッチ

 

この前のお休みに元同僚の先生たちとごはん食べに行ってたんだけど、あらためて教師の労働時間の長さとかやばいなって思ってわ〜。
消しゴム
消しゴム
朝は早いし、夜も遅くまで働いている先生多いもんね。
しかも、教師の労働時間についてはいろんな問題点が含まれてるから困ったもんだ。

 

そうなんです。

よくニュースで教師の労働時間について取り上げられるので、なんとなくブラックな環境だということは世間に知れています。

でも、実際のところ教師が1日にどんな仕事をしているかってあまり知られていません。

 

ただ、今回この記事で私が主張したいのは、「単に教師の労働時間は長くて大変なんだよ~」ということではありません。

大事なのは、どうして学校の先生は公務員なのにこんなにもブラックと言われるかを知っておくこと。

 

教師の長い労働時間問題は、単に仕事を効率化しまくれば解決できるという次元の問題ではないんです

学校の先生の長時間労働に潜む大きな問題点である

  1. 残業代が出ない問題
  2. 個人での仕事よりもチームでの仕事が多い問題
  3. やることが多すぎてそもそもキャパオーバー問題

この3点について、これから先生を目指す学生さんに知っておいてもらいたいと思い、この記事を書きました。

 

知ってるのと知らないのとでは、気持ち的に違いますからね。

 

なので、今回は不登校先生が実際に先生だった頃の1日の業務を取り上げながら、労働時間問題に潜むさらなる問題点を暴いていこうと思います。

 

こんな人におすすめ

  • 将来教師になりたい学生
  • 先生の仕事に興味がある人
  • ブラックな職場環境をなんとかしたい先生

 

学校の先生の労働時間は平均12時間…

この数字を見て、もうドン引きをした人もいるのではないでしょうか?

 

実例を出すと、不登校先生は現役のとき7:20出勤〜8:30退勤がデフォルトでした。

なので、学校には毎日だいたい13時間以上いたことになります。

 

先生のブラックな1日については動画にもまとめていますので詳しく知りたいという方はこちらをどうぞ↓

 

実際働いていたときよりも、
今こうして文字に起こして書いてみたときのほうが衝撃が大きい・・・!
平均の時間も12時間以上って出てるし、これは私の能力が低いからとかそういう次元の話ではないんですよね。

 

ちなみに、教師の就業時間は本来8:15〜16:45(平均)

ただし、この就業時間が守られることは少なく、元教師ですら「教師 就業時間」とググってしまうほど浸透していません。

守っていては、仕事がまわらず毎日授業をすることができないからです。

 

それでいて、自身の実践データを残していても、教科書の改定や学校・学年の学力やカラーに合わせて内容は変更しないといけないので、全く授業づくりをしなくていいという日は来ないですね…!

 

学校の先生が長時間労働せざるを得ない3つの問題点

この記事の冒頭でも挙げたましたが、学校の先生が長時間労働をせざるを得ない理由は以下の3つの問題点によるところが大きいです。

 

  1. 残業代が出ない問題
  2. クラスの仕事の優先度が一番下問題
  3. やることが多すぎてそもそもキャパオーバー問題

 

残業代が出ない問題

何時間残業しても、お金にはなりません。

教師は公務員であるにも関わらず、公的に残業代が支払われない事が決まっています。

市役所の職員さんたちは残業代ちゃんとつくのにも関わらす、先生はもらえないんです。

 

ここにどんな問題があるのかというと、以下の通り。

  • 教師の残業として認められている業務が少ない
    →認められている勤務分は調整額として支給
  • それ以外は個人が勝手に残ってやっているという主張

 

教師の残業として認められている業務とは…?

そもそも、なんで教師に残業代がつかないかというと、

教員の仕事って、人それぞれでやり方が違うし、これと言った正解がないから、管理がしにくい。

という理由からできた「教職員給与特別措置法」(給特法)という法律のせいなんです。

 

この法律では、そもそも「教師に残業は命じてはだめ」というような記載があります。

ただ、「例外として4つの業務に関しては残業を命じてもいいよ!その分は毎月の4%上乗せでお給料払うからね!」という決まりになっています。

 

その4つの業務がこちら↓

  1. 校外実習その他生徒の実習に関する業務

  2. 修学旅行その他学校の行事に関する業務

  3. 職員会議に関する業務

  4. 非常災害の場合、児童又は生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合その他やむを得ない場合に必要な業務

①と②に関しては、遠足や社会科見学、学校行事などがあてはまります。

当日朝の集合時間が早かったり、宿泊となるとどうしても就業時間内には収まらないためですね。

③は学校運営に関わってくるためでしょう。

④は災害時の対応などがあたります。

 

この4つの業務に関する残業代は、調整額として超過時間の長短関係なしに毎月固定で4%支払われています。

金額でいうと、だいたい4桁で収まってしまうほどの金額…。

 

上記4つ以外の残業はどういう扱いになるの?

残業として命じているものではないから、就業時間外に教師が勝手に残ってやっているものだし知らないよという見解らしいよ。

 

いや、確かに校長や教頭から直接的に「残業しなさい」と言われてやっていたかと聞かれると、答えはNOです。

そんなことを直接言う管理職は、まじでやばいやつ。

 

勝手にやってるから知らないよって言うんだったら、お金も出ないし残業なんてしなきゃいいじゃん!

そういうわけにはいかないのが学校の先生の仕事です。

「時間なくて準備できなかった」ときに困るのは、教師や学校ではなく子どもたちですからね。

 

自分が困るだけなら別にいいんですよ、次の日に挽回すれば。

でも、そうじゃないんです。

だから、学校の先生は残業してまでも次の日の準備を行うわけです。

 

毎日複数の授業を作るのに、就業時間内に終わらせようと思ったらプリントなどの準備も含めて1つの授業あたり10分もかけられません、不可能です。

教師は別に残業をしたいわけではなく、残業しなきゃ間に合わないから残らざるをえないのに、「自主的に・勝手にやっていること」として片付けられてしまうってありえない問題ですよね。

 

クラスの仕事の優先度が一番下問題

学校の先生の仕事って、授業をしたり子どもと関わったりすることだけではないんです。

学校の運営に関わる業務や、学年全体の業務、そしてクラスに関する業務があります。

 

先生になって1年目のはじめの方に、仕事の優先度は『学校>学年>学級(クラス)』って教えられたなぁ。

当たり前と言えば当たり前のことなのですが、これがなかなか大変です。

 

1年目こそ、学校と学年の業務は少なめにしてもらえますが、2年目からは年々担当業務が増えていきます

それこそ、年に数回しかない業務から毎日ある業務まで、どの仕事の担当になるかで放課後の仕事の量が大きく変わります

年間数回しか仕事のないものから毎日仕事のなるものまであって、自分で選ぶことができないので『運ゲー』ですね…。

 

もちろん学校全体の仕事も学年の仕事も子どもに関係する大切な仕事だし、やらないと学校運営が成り立たないわけです。

が!

クラスの仕事こそ、毎日変わらずあって子どもたちの学校生活に直結しているものばかりなんですよね。

「終わらなかったから明日にしよう!」ができないことの方が多いです。

そのため、就業時間が終わっても学校の先生は残業をせざるを得ない状況が生まれてしまうわけです。

 

やることが多すぎでそもそもキャパオーバー問題

そもそも、ここだよねいちばんの問題は…!

 

「学校の先生の仕事」と聞いて、まず浮かぶのは「子どもに勉強を教えること」だと思います。

ですが、学校の先生の仕事は1日のスケジュールにもあったように、学校の先生の仕事は授業をすることだけではないのです・。

この問題は実際に学校現場で働いてみないと見えてこないので、なかなか一般にも知られていない側面ではないでしょうか。

 

今、パッと思いつく限りの「授業以外」の日常業務はこちら(放課後)

  • テストの採点
  • 宿題のチェック
  • 成績の管理
  • 教室の掲示物の作成→掲示
  • 保護者対応

思いついた順番で書きましたが、後半のふたつがなかなかヘビー…。

必ずしも毎日あるわけではありませんが、その日1日で終わらない案件も少なくありません。

「モンペ」と呼ばれるような保護者は、体感としてむちゃくちゃ多いわけではないのですが、「モンペ予備軍」は割とたくさんいるものです。

 

このような授業外の業務に加え、前述した学校・学年の業務が加わります。

 

そして、恐ろしいことにここ最近はどんどん仕事が増えています。

例えば、

  1. 道徳の教科化
    →通知表での評価が加わった。
  2. 高学年の英語授業
  3. プログラミング教育の導入

 

などが最近の大きなポイントではないでしょうか。

新しいことが増えるたびに、授業時間の調整やカリキュラムの組み直しなどの業務が付随するので、授業内容を考えるだけで簡単導入というわけにはいかないんですよね。

 

しかも、1年かけて準備というわけではなく、上からの方針などが降りてくるのが遅いので、だいたい急いで作るはめになっていました。

 

そのせいで、度々キャパオーバーが生じますが、どうにかせざるをえないので残業に繋がるわけです。

 

先生のサービス残業を減らすための対処法を3つ紹介!

ここまでを読んでみて、

こんなんじゃ先生になっても上手くやっていけないかも…

と不安になってしまう人もいることでしょう。

 

そんな人に向けて、不登校先生なりに残業時間を減らすためにやっていた対処法を紹介していきたいと思います。

 

①使える教育書やネットに掲載されているアイディアは遠慮なく活用する

ありがたいことに、大きな本屋さんにいけばたくさんの教育書が売っていますし、インターネットで検索すれば日本全国の先生の授業の取り組みを見ることができます。

 

でも、やっぱり自分で全部考えないと…

 

毎日全部自分オリジナルの授業を考える必要なんてありません!

もちろん、研究授業やここぞというときなどは自身で徹底的に教材研究して授業を考えた方がいいです。

でも、その方法で全授業を行うのはさらなる残業への道なので、おすすめしません。

 

楽できるところは、楽しましょう。

誰が作ったかなんて、案外誰も気にしていません。

時間のないなかで無理して作ってしんどそうに授業するよりも、他人が作っていてもちゃんと考えられて作られている授業をする方が子どもにとってもいいです。

先生が元気であることもいい教育の大切な要素ですからね!

 

②同じ学年の先生と教材や教具をシェアする

同じ学年の先生たちとは、協力し合いましょう!

(組む先生次第ですので、無理そうなら①で十分OK)

 

同じ学年の先生であれば、ほぼ進度も同じですので教材研究やプリント作成のタイミングが同じになります。

ポイントや使い方も直接教えてもらうことができるし、子どもたちの様子などを共有するきっかけにもなるので一石二鳥ですね!

 

無理して合わせる必要も仲良くする必要もありませんが、特に嫌な理由がないなら学年の先生とは協力関係を築いて置くのが吉です!

 

③作ったものや使った教材はデータを保管しておく

これは、完全にやっておけばよかったと後悔している対処法です。

整理整頓やプリントの保管は苦手だから、終わったものは処分!

 

という性格だったのですが、後からもう一度使いたいと思ったものがデータが見つからず一から作り直しということが何度かありました。

はっきり言って時間の無駄です。

 

自身の実践を1年分、毎年積み上げて残しておけばいずれ同じ学年にあたったとき便利です!

もちろん、全てそのまま使えるわけではありませんが、一から作るよりははるかに楽です。

近い学年の場合、少しデータを変えるだけで転用可能なものも。

いずれ後輩もできると思うので、その時にコピーしてあげるのもよいですね!

 

楽できるところは楽してブラック体質を軽減しよう!

先生になる人は、真面目な人が多いです。

それゆえに、

  • 自分で全部やらなくてはいけない
  • 毎日ちゃんと教材研究をしないといけない
  • 完璧にしておかないと不安

という呪いにかかってしまい、自分で自分の首をしめてしまいしんどくなってしまうのです。

 

手を抜くのではなく、楽できるところを楽することは悪いことではありません。

そのための教育書やネット上の情報です。

毎日自身の健康を守りながら働けるように、自身のブラック体質を改善して楽しい先生ライフを目指していきましょう!